プロが選ぶカポタスト完全ガイド|音質・操作性で選ぶ最強の1本

最強のカポ選び!
カポタスト完全ガイド
プロが選ぶカポタスト完全ガイド – 音質・操作性で選ぶ最強の1本

プロが選ぶカポタスト完全ガイド
音質・操作性で選ぶ最強の1本

高村尚平
高村尚平
ギターの処方箋TAKAMURA代表

はじめに – なぜカポタスト選びが重要なのか?

皆さんはカポタスト選びで迷ったことはありませんか?

楽器店に行くと、数百円のものから数千円のものまで、様々なカポタストが並んでいます。

「どれも同じようなものでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はカポタスト選びは、あなたの演奏レベルを大きく左右する重要な要素なのです。

私は長年のギター講師、ギターセミナー講師としての経験から、多くのギタリストがカポタスト選びで損をしているのを見てきました。

安価なカポタストを使ったために、チューニングが狂いやすく、演奏中にストレスを感じたり、音質が劣化してしまったり…

こうした問題は、正しいカポタストを選ぶことで簡単に解決できるのです。

今回は、プロミュージシャンの使用実績と私自身の経験を基に、本当に使えるカポタストの選び方をお伝えします。

この記事を読めば、あなたも迷うことなく最適なカポタストを選べるようになるでしょう。

▶︎ カポタストの使い方 完全ガイド

プロが圧倒的に支持する3大ブランド

1SHUBB(シャブ) – プロ使用率74%の圧倒的王者

プロミュージシャン50名を対象とした調査で、なんと74%がSHUBBのカポタストを使用していることが判明しました。

この数字は驚異的です。

なぜSHUBBがこれほどまでに支持されるのでしょうか?

答えは「チューニングの安定性」にあります。

SHUBBのネジ式設計により、ギターの個体差やネックの太さに合わせて、ミリ単位での圧力調整が可能なのです。

実際の使用者(敬称略)
エリック・クラプトン(クローム色のC1を愛用)、ポール・サイモン、ジェームス・テイラー、稲葉政裕、岡崎倫典、梶原順、小室等、佐橋桂幸、告井延隆、西海孝、山崎まさよし、吉川忠英、わたなべゆう

代表モデルの「SHUBB C1」は、ワンタッチでの着脱も可能で、レコーディングやライブの現場で絶大な信頼を得ています。


SHUBB(シャブ)C-1
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2G7th(ジーセブンス) – 革新的技術で急成長

近年、プロの間で急速に人気を高めているのがG7thです。

イギリス発のこのブランドは、従来のカポタストの常識を覆す革新的な技術を投入しています。

G7thの最大の特徴は「均一な圧力設計」です。

独自のメカニズムにより、6本の弦全てに均等な圧力をかけることができます。

これにより、チューニングのズレや音のビビリが起きにくく、演奏中の安定性が格段に向上します。

2つの主力モデル

Nashville Capo(バネ式)
価格:約3,000〜4,800円
重量:約37g(超軽量)
特徴:ワンタッチ着脱、弦への負担最小化

G7TH NASHVILLE CAPO
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Performance 3 ART Capo(レバー式)
価格:約4,000〜5,000円
特徴:圧力調整可能、より高精度なチューニング

G7th Performance 3 ART Capo
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実際に、エリック・クラプトンやロジャー・マッギンなどの大御所ミュージシャンも使用しており、プロの現場での信頼性の高さが伺えます。実は私もG7のこちらのカポを愛用しています!

3Kyser(カイザー) – ライブパフォーマンスの定番

Kyserは、ライブや弾き語りでの即座な転調に強いブランドです。

バネ式のワンタッチ設計により、片手で素早く着脱できることが最大の魅力です。

主な使用者
エド・シーラン、ジョン・メイヤー、キース・アーバン、スガシカオ、長澤知之、森山直太朗、桜井和寿(Mr.Children)、miwa、三浦拓也(DEPAPEPE)、馬場俊英

「KG6BA」は世界的定番として、しっかりした押さえと片手での着脱可能性を両立しています。

私もG7のサブカポとして常にギターバッグに忍ばせております。

Kyser KG6BA
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カポタストの種類別特徴 – あなたに最適なタイプは?

タイプ 価格帯 調整性 サウンド
傾向
こんな人に
おすすめ
代表モデル
クリップ式
(バネ式)
1,000〜
5,000円

(調整不可)
軽快、
やや音の
伸び減
ライブでの
素早い転調、
初心者
E.D.GEAR EGC10、
G7th Nashville、
Kyser KG6BA
レバー式 3,000〜
13,000円

(調整可能)
安定、
音質良好
音質と操作性の
両立を求める方
G7th Performance 3 ART、
Thalia
ネジ式 3,000〜
6,000円

(細かく
調整可能)
安定、
音質良好
レコーディング、
プロ志向
SHUBB C1G
ゴムバンド式 500〜
1,500円

(調整不可)
チューニング
やや不安定
初心者の
お試し用、
サブ用途
汎用品

価格帯別おすすめカポタスト

予算1,000〜2,000円:初心者・サブ用におすすめ

E.D.GEAR EGC10(約1,800円)

  • アコギ・エレキ両対応
  • 手頃な価格で使い勝手良し
  • 初心者の最初の1本として最適
E.D.GEAR EGC10
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予算2,000〜5,000円:コスパ・使い勝手重視

G7th Nashville(約3,000〜4,800円)

  • 軽量37gで疲労軽減
  • 弦への負担が少ない柔らかなバネ
  • スタイリッシュなデザイン
  • ライブやスタジオワークに最適

Kyser KG6BA(約4,070円)

  • 世界的定番の安心感
  • 片手で確実な着脱
  • しっかりした押さえ力
予算4,000円以上:音質・安定性重視

SHUBB C1(約4,000〜5,000円)

  • プロ使用率No.1の信頼性
  • 細かな圧力調整可能
  • レコーディングにも対応

G7th Performance 3 ART(約5,000〜6,500円)

  • ワンタッチホールドと圧力調整の両立
  • より安定したチューニングと音質
  • プロクオリティの安定性/サウンド

プロが重視する5つのポイント

私が多くのプロミュージシャンと関わる中で見えてきた、カポタスト選びの重要ポイントをお伝えします。

1. チューニングの安定性と音質変化の少なさ

プロが最も重視するのは、カポを装着してもチューニングが狂わず、音色の変化が最小限であることです。

安価なカポタストでは、弦への圧力が不均一で、チューニングが不安定になりがちです。

2. 演奏中の操作性・転調のしやすさ

ライブでの素早い転調は、演奏の流れを左右します。

グライダーカポのように、演奏中でも親指一本で転調できるタイプは、転調が多い楽曲で重宝されています。

3. 軽量かつ高耐久な素材

長時間の演奏では、カポタストの重さも疲労に影響します。

軽量なアルミニウムや樹脂製で、かつ耐久性の高いものが選ばれる傾向にあります。

4. デザイン性や高級感

見た目にもこだわるプロが多く、高級素材や美しい装飾が施されたカポタストは、所有欲を満たすアイテムとしても人気です。

5. 多様なギターや演奏スタイルへの対応力

1つのカポタストで、アコギからエレキ、さらには特殊チューニングにも対応できる汎用性が求められます。

海外アーティストの使用実績から見る信頼性

エリック・クラプトンの選択

ギター界の神様とも称されるエリック・クラプトンは、近年のライブやレコーディングで以下のカポタストを使用しています:

  1. SHUBB C1(クローム色) – メイン使用カポ
  2. G7th Performanceシリーズ – 独自機構の使いやすさと音質で話題
  3. Elliott Capos Elite – シグネチャーモデルとして推奨

クラプトンレベルのギタリストが複数のカポタストを使い分けているという事実は、用途に応じた使い分けの重要性を物語っています。

その他の著名アーティストの選択

  • ポール・サイモン:SHUBB C1
  • ジェームス・テイラー:SHUBB C1
  • エド・シーラン:Kyser
  • ジョン・メイヤー:Kyser
  • キース・アーバン:Kyser

失敗しないカポタスト選びの5ステップ

私が教室でもお伝えしている、失敗しないカポタスト選びの方法を解説いたします。

ステップ1:予算を決める

  • 初心者・サブ用:1,000〜2,000円
  • 中級者・メイン使用:2,000〜5,000円
  • 上級者・プロ志向:4,000円以上

ステップ2:使用頻度と用途を明確にする

  • ライブメイン:操作性重視(Kyser、G7th Nashville)
  • レコーディング重視:音質重視(SHUBB C1、G7th Performance 3 ART)
  • 練習メイン:コスパ重視(E.D.GEAR、G7th Nashville)

ステップ3:ギターとの相性を確認する

  • ネックの太さ
  • 弦高の設定
  • 使用弦の太さ

ステップ4:試奏での確認ポイント

  • チューニングの安定性
  • 着脱のしやすさ
  • 音質の変化
  • フィット感

ステップ5:購入後のメンテナンス方法を確認

  • 清掃方法
  • 調整方法
  • 交換部品の入手可能性

私の個人的おすすめ – 用途別ベストチョイス

アコースティックギターに装着されたカポタスト

長年のギター講師としての経験から、用途別に最もおすすめできるカポタストをご紹介します。

ライブパフォーマンス重視なら

G7th Nashville 6string SV

37gの軽量設計と素早い着脱性能は、ライブでのパフォーマンスを格段に向上させます。

弦への負担も少なく、長時間の演奏でも安心です。

レコーディング・音質重視なら

SHUBB C1

プロの74%が選ぶ信頼性は伊達ではありません。

微細な圧力調整により、最高の音質を追求できます。

初心者の最初の1本なら

E.D.GEAR EGC10

1,800円という手頃な価格ながら、アコギ・エレキ両対応の汎用性。

まずはこれで始めて、上達に合わせてアップグレードするのが理想的です。

より高みを目指すなら

G7th Performance 3 ART

最新のAdaptive Radius Technologyにより、プロレベルの音質と操作性を実現。

投資価値の高い1本です。

よくある質問とその答え

Q1:安いカポタストと高いカポタストの違いは何ですか?

A:主な違いは以下の4点です

  1. チューニングの安定性
  2. 音質への影響の少なさ
  3. 耐久性
  4. 操作性の良さ

安価なカポタストは、これらの点で妥協があることが多く、結果的に演奏にストレスを感じることになります。

Q2:アコギとエレキで使い分ける必要はありますか?

A:基本的には同じカポタストで問題ありません。

ただし、ネックの太さや弦高が大きく異なる場合は、調整可能なタイプ(SHUBB C1やG7th Performance 3 ART)がおすすめです。

Q3:カポタストを使うと音が悪くなると聞きましたが…

A:質の高いカポタストを正しく使えば、音質劣化は最小限に抑えられます。

プロミュージシャンがレコーディングでも使用している事実が、その証明です。

Q4:メンテナンスは必要ですか?

A:定期的な清掃と、必要に応じて可動部分への注油をすると良いかも。

特にネジ式やレバー式は、スムーズな動作を保つために定期的な清掃をおすすめします。

まとめ – あなたに最適なカポタストを見つけるために

カポタスト選びは、あなたのギターライフを大きく左右する重要な要素です。

この記事でお伝えした内容を整理すると:

  1. プロが最も信頼するのはSHUBB C1 – 74%の使用率が物語る信頼性
  2. 革新的技術のG7thが急成長 – 均一圧力設計による安定性
  3. ライブならKyser – ワンタッチ操作の確実性
  4. 用途と予算で選択肢を絞る – 無駄のない選択のために
  5. 可能なら試奏での確認を! – 実際の相性を確認

私がギター教室で生徒さんにお伝えしているのは、「道具選びも上達の一部」ということです。

良いカポタストは、あなたの演奏をサポートし、音楽的表現の幅を広げてくれます。

ぜひ、この記事を参考に、あなたにとって最高のパートナーとなるカポタストを見つけてくださいね!

そして、そのカポタストと共に、素晴らしいギターライフんをお楽しみいただければと思います😊

この記事があなたのカポタスト選びの参考になれば幸いです。

ギターに関するご質問があれば、いつでもお気軽にお声がけください。

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