楽譜やコード譜を見て、「C△7って何?」「AmとA-って同じなの?」と疑問に思ったことはありませんか?
ギターを始めたばかりの頃は、コード譜に書かれた記号を見て戸惑うことがよくあります。実際、私も学生時代は「このコード名、何って読むの?汗」という日々の連続でした。笑
でも大丈夫です!実は、これらの記号にはちゃんとした規則があり、一度覚えてしまえばとても簡単なんです。
今回は、そんなコードの読み方について、分かりやすく解説していこうと思いますので、少しずつ覚えていってくださいね!
なぜコードには複数の書き方があるの?
「なんで同じコードなのに書き方が違うんだろう…」
この疑問はとても自然で、知らなければ、Cm7とC-7は別物に見えて当然です。
ギターコードの表記法は長い音楽の歴史の中で、世界中の音楽家たちが使いやすさを追求した結果、複数の方法が生まれました。
同じ意味を表現するのに「嬉しい」「ハッピー」「Happy」と複数の言葉があるように、音楽にも同じ響きを表現する複数の表記があるということなんです。

基本コードの読み方
メジャーコード(明るい響き)
C = 「シー」
D = 「ディー」
E = 「イー」
何も記号がついていない時は、そのまま音名を読みます。シンプルで分かりやすいですね!
マイナーコード(少し落ち着いた少し暗い響き)
同じマイナーコードでも、こんなに表記方法があります…汗
Am = 「エーマイナー」
A- = 「エーマイナー」
Amin = 「エーマイナー」
実は、これらは全て同じ意味です。「ありがとう」「サンキュー」「Thanks」が同じ感謝の気持ちを表すように、これらも全て同じ「落ち着いたAの少し暗い響き」を表しています。
覚え方のコツ: 小文字の「m」や「-」マークを見つけたら「マイナーコードだな」と思ってください。
セブンスコード〜より豊かな響きへ〜
ドミナントセブンス(少し複雑で味のある響き)
C7 = 「シーセブン」
G7 = 「ジーセブン」
メジャーセブンス(洗練された美しい響き)
この響きには、なんと4つもの表記方法があります…。
CM7 = 「シーメジャーセブン」
Cmaj7 = 「シーメジャーセブン」
C△7 = 「シーメジャーセブン」
CMA7 = 「シーメジャーセブン」
「こんなにあったら覚えられない…」と思うかもしれませんが、実は簡単な見分け方があります。
【簡単な覚え方】
「M」「maj」「△」のどれかがあったら → メジャーセブン(美しく洗練された響き)
数字の「7」だけなら → ドミナントセブン(少し複雑でオシャレな響き)
よく使う記号の読み方一覧
表記 | 読み方 | 響きのイメージ |
---|---|---|
C | シー | 明るく素直 |
Cm, C-, Cmin | シーマイナー | 少し落ち着いた暗い響き |
表記 | 読み方 | 響きのイメージ |
---|---|---|
C7 | シーセブン | オシャレで複雑 |
CM7, Cmaj7, C△7 | シーメジャーセブン | 洗練された美しさ |
Cm7, C-7 | シーマイナーセブン | 大人っぽい落ち着き |
表記 | 読み方 | 響きのイメージ |
---|---|---|
Cadd9 | シーアドナイン | 少しキラキラした感じ |
Csus4 | シーサスフォー | 浮遊感のある不思議な響き |
C6 | シーシックス | ほんのり甘い |
注)響のイメージに関しましてはあなたの思うイメージに置き換えていただけるとより覚えられると思います!
実践的な覚え方〜今日から使える3つのコツ〜
コツ1:響きとイメージを結びつける
コードを押さえた時の響きと、感情を結びつけてみるのも面白いかもしれません。
例えば…
- メジャー → 「晴れた日の気分」
- マイナー → 「雨の日の静けさ」
- セブンス → 「夕暮れ時の複雑な気持ち」
といった個人的に感じる感情とコードを結びつけてしまうわけですね!
コツ2:よく使う記号から覚える
全てを一度に覚える必要はありません。まずはこれだけで大丈夫!
- 何もなし → そのまま読む
- 「m」か「-」 → マイナーをつける
- 「7」だけ → セブンをつける
- 「M」「maj」「△」+「7」 → メジャーセブンと読む
コツ3:実際の楽曲で確認する
お気に入りの曲のコード譜を見つけて、実際に声に出して読んでみてください。最初は時間がかかっても、必ず慣れていくはずですよ!
まとめ

コードの読み方って、ちょっとしたコツさえつかめば意外とシンプルです。言ってみれば、音楽という言語の中の“方言”みたいなものなんです。
同じ気持ちを伝えるのに言葉がいろいろあるように、同じ響きを表すコードの書き方もいくつかあるだけ。だから怖がらずに、楽しみながら覚えていきましょう!
楽譜を眺めたときには、ぜひ「このコードを選んだとき、作曲者はどんな気持ちだったのかな?」と想像してみてください。きっと、音楽がもっと身近に感じられるはずです。
ではでは、あなたのギターライフが、もっと豊かで楽しいものになりますように!
\是非一度遊びにきてくださいね/
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