【エレキギター最大の魅力】チョーキングのコツと「歌うような」表現力の正体

こんにちは!ギターの処方箋TAKAMURA仙台利府教室の大槻一美です。


音楽の世界には、弦を弾いて音を奏でる弦楽器がたくさん存在します。その中でも、「チョーキング」という表現ができるのは、ギターならではの最大の特権だと言っても過言ではありません。


チョーキングとは、弦を押し上げて音程を上げ、劇的で感動的なサウンドを生み出す手法です。


このチョーキングにビブラートを加えれば表現の幅が更に広がり、まるでギターが歌っているかのような感動を聴き手に与えることができます。

🤔 こんなお悩みありませんか?
「指の力で無理やり弦を上げようとして指が痛い…」
「弦が思うように上がらない!」
「上げた弦を下げる時に、他の弦が鳴ってしまう…」

今回は、そんなお悩みを解決し、あなたのギターを「歌わせる」ためのチョーキングのコツを、分かりやすく徹底解説いたします。

1. チョーキングの本当の魅力とは?

チョーキングの最大の魅力。これは前回のブログ「ビブラート」と共通して言えることですが、「表現力」そのものです。


単に音階を移動するだけでなく、そこに「感情」が宿るのです。


例えば、フレットを横移動する「スライド」は1フレット(半音)ずつ段階的に音程が変化しますが、チョーキングはもっと滑らかに、無段階に音程が変化します。


この滑らかな音程の変化こそが、人間の声に近く、感動的な響きを生み出すのです。


特にエレキギターのソロでは、アップテンポな曲でもバラードでも、このテクニックが輝きます。ここにさらにビブラートを加えれば、ギターは完全に「歌い」始めます。これは他の楽器にはない、ギター唯一無二の魅力です。


そんな魅力が詰まったチョーキング、ぜひ一緒にマスターしていきましょう!

2. 実践!チョーキングの弾き方

チョーキングはビブラートの弾き方と類似していて、いわば兄弟のような関係にあります。


ここでは、最もよく使われる「薬指」を使ったケースでポイントを解説します。

ギターのネックを持つ左手のフォーム

(1) チョーキングアップ(音程上昇)

■1~4弦の場合:上方向へ

薬指で弦を押さえますが、この時、人差し指と中指は軽く弦に添えてサポートします(ここが大事です!)。


弦を弾いた後、薬指を上方向に押し上げます。

💡 ここが最重要ポイント!
指先だけで弦を押し上げるのではありません。
「人差し指の付け根あたりを支点にして、ドアノブを回すように手首に少し回転を加えながら、指というより腕全体で弦を押し上げる」
そんなイメージを持ってください。
3弦のチョーキング実演

■5~6弦の場合:下方向へ

太い弦(5弦・6弦)の場合、上方向に上げると指板から弦が落ちてしまうことがあります。そのため、下方向に弦を下げます。


5~6弦の場合は、手首の回転というよりも、「薬指でしっかり押さえ、指全体でモノを握りこむ」ようなイメージで行うとスムーズです。

6弦のチョーキング実演

(2) チョーキングダウン(音程下降)

チョーキングダウンは、上げた弦を元の位置(元の音程)に戻す動作を指します。


戻すときも「ドアノブを戻す」ように、コントロールしながら丁寧に戻しましょう。

3. プロっぽく聴かせる「弾き方の極意」

(1) タイミングの妙

チョーキングアップする際、元の位置からトップの音程まで変化させる「速度」にもこだわりましょう。


アップテンポの場合は瞬時に上げることがほとんどですが、バラードの場合はじわっと上げる「タメ」が重要です。


曲調を感じとりながら感情移入させ、一番おいしいタイミングを身体で感じ取ってみてください。

(2) アップさせる音程(ピッチ)

チョーキングの音幅には主に3つのパターンがあります。


  • 全音(1音):フルチョーキング(※最も使います)
  • 半音:ハーフチョーキング
  • 全音+半音:1.5音チョーキング

上げた後の音程(ゴール地点)はとても重要です。ここで音程が上がりきっていないと、音痴に聞こえてしまいます。目的の音程にピタリと合わせる練習をしましょう。

(3) アップした後のビブラート

チョーキングアップした後に音を伸ばす(サスティーン)場合、ビブラートをかけると表現力が爆発的に上がります。


特にバラードの「ここぞ!」という場面で、聴き手の心を掴む最強の武器になります。

4. 最後に:挫折しないギターライフのために

ここまでチョーキングについて解説してきましたが、正直に申し上げます。


こうした繊細な奏法は、写真や文章だけで完璧にお伝えすることがとても難しいものです。


「手首の回転の角度」「力の抜き加減」「ピッチの正確さ」といった感覚的な部分は、実際に音を出して、目の前で修正してもらうことで初めて「あ!これか!」と感覚を掴めることが多いのです。


ギターの処方箋TAKAMURA 仙台利府教室では、「日本のギター挫折率を少しでも減らしたい」という強い思いを持っています。


間違った癖がついたまま練習を続けて、「指が痛いだけでうまく弾けない…」と悩んでギターを置いてしまう。それは講師として、とても悲しいことです。


当教室では、生徒さん一人ひとりの手の大きさや癖に寄り添い、ギターの構え方から、今回のようなチョーキングの微細なニュアンスまで、対面レッスンでしっかりとサポートいたします。


あなたが確実に上達し、ギターが生涯の友となるよう、私が責任を持ってエスコートさせていただきます。

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