講師・大槻一美について
ギターの処方箋TAKAMURA仙台利府教室
大槻一美先生からのメッセージ
ギターとの出会い、そして「泣きの音」に魅せられて
ギターとの出会いは中学生の頃。洋楽ロック――特にエレキギターのサウンドに雷が落ちたような衝撃を受けました。 心を持っていかれたんです。もう、自分もこの音を出したい。この音に人生を賭けたい。 そう強く思ったのを今でも覚えています。
最初の一本はGrecoのストラトキャスター。当時はギターのモデルの違いなど分からず、 ただ「この形、カッコいい」という理由で選びました。
弾き込んでいくうちに自分にはハムバッカー(エレキギターの音を拾うパーツ/このパーツによりサウンドが大きく変わります)が合っていると感じ、 後輩に譲りました。でも、時を経て「やっぱりあのギターが忘れられない」と思うようになり、 ほぼ同じ仕様のものを再び手に入れました。
それから数十年。今では8本を超えるギターと、幾つものエフェクターに囲まれながら、 自分の「泣きの音」を磨き続けています。
「泣きの音」とは、まるでギターが感情を持って“泣いている”ように聞こえる、感情表現の豊かな音のことを指します。
私のギターには、いつも”感情”が乗っています。 特にソロでは甘く、切なく、まるで語りかけるようなフレーズを弾くのが私のスタイルです。


40年以上の演奏経験から得たもの
長年の演奏経験から得た技術と感性を、レッスンに活かしています。
ギターは単なる楽器ではなく、 自分自身を表現する手段。
その喜びを一人でも多くの方に伝えたいという思いで、 日々レッスンに取り組んでいます。
ギターを教えるということ 〜生徒と向き合うレッスン哲学〜
ギターを教える理由。それは「辞めてしまう人を減らしたい」という、ただ一つの強い思いからです。
9割の初心者が、1年以内にギターを手放している。これは、楽器としての難しさというより、 “教わり方”や”気持ちの持ちよう”に問題があると、私は考えています。
だからこそ私は、生徒とのコミュニケーションを何よりも大切にします。 「今、楽しいですか?」「何が難しいですか?」「なぜ弾いてみたいと思ったんですか?」 そういった対話を重ね、生徒さん一人ひとりの”ギターを始めた理由”に寄り添いながらレッスンを進めています。
ギターを楽しむという気持ちがなければ、上達は続きません。ですが、逆に言えば”楽しい”と感じられる瞬間さえあれば、必ず続くんです。
初めて弦を弾いた瞬間、自分の音が出たことの喜び。シンプルなコードを鳴らせたときの手応え。 たったひとつのリフが自分の中で鳴り響いたときの感動。 そんな”ちいさな喜び”を一緒に感じながら、ギターという道を進んでいきましょう。
ギターは人生を変える。「音でつながる」喜び
私はこれまで、ギターに幾度となく救われてきました。
仕事で単身赴任をしていたとき、休日は誰とも話すことなく過ごす日もありました。 孤独な気持ちを抱えていたそんな日々。たまたま入ったお店で、ギターを弾く機会がありました。
音を聴いたお客さんたちが、「すごくよかった」「癒された」と言ってくれたんです。 そのとき、自分自身も癒された気がしました。音楽って、ギターって、こんなにも人の心と心をつなぐんだと実感した瞬間でした。
あの日から、私は「自分のギターで誰かの心を少しでも動かせるなら、ずっと弾き続けよう」と決意しました。 教えることも同じです。レッスンのなかで、生徒さんが少しでも楽しくなった、気持ちが前向きになった。 そんな”音を通した繋がり”こそが、私がギターを教える意味なのだと思っています。
音楽の枠を超えた『個性』で、生徒に寄り添う
私は「ギター講師」という枠にとどまらず、人として面白くありたいと思っています。ファッションやインテリアにもこだわり、自分らしさを大切にしています。こうした一つひとつの興味やこだわりが、ギターにも表れます。”何をカッコいいと思うか”どう自分を表現したいか”——ギターはそれを映す鏡なのです。
こだわりのギターと機材 〜音への真剣な向き合い〜
私の使う機材は、すべて”音で選んだ”こだわりの逸品ばかりです。
Gibson Les Paul Custom(1970年製)をはじめ、Paul Reed Smith SC245、Greco Les Paul、 Fender Japan Stratocaster…。それぞれに思い出があり、サウンドの性格も異なります。 ライブではアーム付きのT’s Guitars Arc-STD22をメインに使用しています。
エフェクターもコンパクトからマルチまで、状況によって使い分けています。
「音が人に与える影響は、言葉よりも強い」だからこそ、常に良い音を追い求め続けています。 この”本物の音”に触れてもらうことも、レッスンの中で大切にしています。
未来の生徒さんへ 〜あなたの音を、一緒に見つけよう〜
ギターはただの道具ではありません。人生に寄り添い、心を映し出し、 時に人と人を結びつける”可能性のかたまり”です。
私は、ギターを通じてたくさんの人と出会い、音楽の感動を共有してきました。 そして、これからはあなたともその喜びを分かち合いたいと願っています。
「自分には向いてないかもしれない」「なかなか上手くならない」「何から始めていいか分からない」 そんな気持ちを抱えている方こそ、ぜひ仙台利府教室に来てください。 私が寄り添い、あなたのペースで一歩一歩、一緒に進んでいきます。
ギターを続けることで、人生が少しずつ変わっていく。あなた自身の”音”を、一緒に見つけましょう。