音楽制作におけるやり方のお薦めと、どうしてもバンドを組みたい方向けのアドバイス

音楽制作におけるやり方のお薦めとバンドをどうしても組みたい方向けのアドバイス

DAWソフトの発達により様々なジャンルがPC上での音楽制作がメインになっている今、ソロアーティストやデュオでの活動が増え、フルメンバーでのバンド活動よりも主流になっていると感じています。

今回はソロアーティスト活動の強みとバンド形態の強み、それからお薦めのDAWやPCのOSについてお話しさせて頂ければと思います。

ソロアーティストの強み

  • 全ての裁量が自分にあり、制作面で自分の好み通りにできる
  • DAWの打ち込みを活用することで自分が演奏できない楽器のパートも作ることができる
  • 似たような好みや趣味の近い音楽をフィーチャーし、共同で制作することなどでバンド活動ならではの良さの部分も取り入れられる
  • 同じメンバーに固定されない、人間関係に悩まされる可能性がほぼない
  • 完全に1人で制作からマスタリングまでする人もいれば、少数の固定メンバーと流動的なプロデューサーや他アーティストとコラボし曲を作る人もいる

バンド活動ならではの強み

  • 他メンバーにも作曲できる人がいればそこからインスピレーションを得て、セッション形式で曲が制作できたりその場での意見交換が楽器演奏の場合すぐに反映されやすい (ソロアーティストのフィーチャー形式でも多人数で集まったり、オンライン動画などを繋いで即時性を得られますが、そうしてない場合はファイル形式で一旦送信、DAWが異なる場合は共有できるようにファイルの規格の統一などが必要)
  • 同時にその場で楽器を鳴らして合わせる楽しさ

いかがでしょうか?次にソロアーティスト活動とバンド活動の悩みになり得るものを書きたいと思います。

ソロアーティスト

  • 必然的に自分が制作のメインの大半を担当することになる

バンド活動

  • デモとして制作した曲が、あるメンバーは気に入りあるメンバーはそれほどという現象が起きそれでも練習することがある(セッション形式ではなくメインの制作者のワンマンバンドにありがち)
  • 数年活動していくうちにメンバーの音楽趣味に相違が生まれ始め、脱退や別バンドに分離とかも発生しているケースもある

ここまでソロアーティストとバンド活動での相違点を書いてみました。個人的にはバンド活動の方が悩みになる点が多い気はしていますが、ソロアーティストはフィーチャーや他プロデューサーの起用でバンド活動の良さを取り入れ、バンド側も固定メンバーで活動するもののDAWを利用して曲の方向性の提示、オンラインでの意見交換など良さを取り入れていると感じます。

個人的に両者の違いは固定メンバーでいるか、制作面やライブ等で同時に音を鳴らすことを楽しむかという事になっていると感じます。そしてここからなぜバンドメンバーを選ぶにあたって、この点が重要だと自分が思うのかを先ほど挙げてきた事を根拠に解説したいと思います。

どうしてもバンドを組みたい方へのアドバイス

音楽を制作するにあたって必ずしもバンドを組まなければならない、自分がその楽器を演奏できなければならないといった点が解消された現在、バンドメンバーを選ぶにあたって自分が大事だと思うのは人間性と音楽の好みの共通点だけです。

その方がどれだけ演奏が得意なのかは度外視して良いと思います。

勿論ある程度得意でなければ困るようなジャンルもあるとは思いますが、その方が人間的にも自分と合って趣味も近いなら完全に初心者の方であっても、ひたすら練習してその方が上手くなるのを2年ほど待つ方が得策だと感じます。

国内や海外のバンドでも昔ながらの友だちで結成しましたというバンドを見かけますが、彼らが偶々初めから生まれ持ってすごく才能のある人同士で同じ場所に居合わせただけなのかというと自分は必ずしもそうではないと思っています。ひたすら友達と会うのが楽しい、音楽やるのが楽しいで一緒に練習した結果そうなっているのだと思います。

ソロアーティストで波長の合う人とフィーチャーすればいいだけの今、バンドを組むのであればそのような形の方が上手くいきそうな気がします。

ここまでバンドメンバーを組むにあたってをお話しさせていただいた後はDAWとPCのOSのお話で終わらせていただきたいと思います。ちなみに個人的にはどちらであっても音楽制作にあたってPCを所有することはお勧めです。

お勧めのOS

OSには主に主流はmacOSとWindowsがありますが両者の特徴を述べたいと思います。

macOS

  • デザイン業界ではこちらの方が主流
  • Windowsに比べてのシェア率の低さとApple社による独自開発の主要なアプリケーションの豊富さによりセキュリティが非常に高い (Windowsが他会社のアプリケーションも積極的にユーザーに使ってもらう方針に対し、Appleはほぼ寡占状態になっておりその為外部からのウイルスやシステムへの攻撃等を受けづらい)
  • WindowsPC等に比べると高額
  • 説明書やチュートリアルを受けずとも使っていきやすいデザイン
  • DAWソフトのGaragebandの無料付属、iPadではLogic proも最新機種で無料ダウンロード可能
  • 同社製品のiPhoneやiPadとBluetoothや Airdropでの連携が容易
  • メモリを外付けで増やすことはできないので購入時に大容量のものを選ぶか別途購入が必要

Windows OS

  • 国内PCのOSにおける最大のシェア率でApple社独自のの開発アプリ以外ほぼ全てのアプリが使用可能 (シェア率が高いので基本他会社がアプリケーションを作るにあたってまずWindowsで動作することを優先している。故にWindowsには対応するもののmacOSに対応してないアプリケーションも未だに多い)
  • 企業等でもシェア率の高さによりプライベートで得た知識、ショートカットやツールの使い方を職場で活かしやすい
  • PCゲームにおいてはほぼWindowsの寡占状態
  • シェア率の高さと他社のアプリケーションの利用の高さによるセキュリティの懸念

これ以上のPCの解説は自分では不可能なのでヤマダ電機さんのサイトをリンクさせていただきたいと思います。

https://www.yamada-denkiweb.com/media/5476/

私は動画編集やデザインはほぼ未経験なのであまり言及できませんが、クリエイティブなことを全て自分でやるという場合でなければ、音楽制作に関しては現在Apple社のアプリケーションがWindowsでは基本使えない、それだけに収まっている印象です。

いかがでしたでしょうか?次回は個人で利用したことのあるDAW別の使用感の感想などについてお話しできればと思います。ご閲覧いただきありがとうございました🙏

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この記事を書いた人

ギターの処方箋TAKAMURA博多教室講師:岡村一真

人生のいろいろなシーンで音楽に救われてきました。だから音楽で誰かを支えたい…そう思いギター講師という道を選びました。音楽はあなたの”居場所”にもなります。自分もそれを身をもって経験しているからこそ、音楽の力を生徒さんに伝えていきます。

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